貯金×投資の黄金比とは?プロが伝える資産を確実に増やす方法




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北田豊

北田豊

ファイナンシャルプランナー・AFP・資産形成コンサルタント
外資系金融機関にて7年間勤務。連続年間表彰、上位1%の成績を収めた後、株式会社Bright Reachに副社長として参画、入社後半年以内で、代理店ランキング全国No.1に育て上げる。不動産・保険を活用した、節税・節約・資産形成コンサルタントとして活動。MDRT基準COTホルダー
大量のお金と豚の貯金箱

将来に向けて金融資産を増やしたい。そんな思いはあなたにもあると思います。でも金融資産を増やすためには、貯金と投資をどんなバランスで行えば良いのか分かりますか。金融資産を確実に増やすことができる貯金と投資の黄金比についてお伝えします。

1)貯金×投資のバランスは何が最適?

【1】「貯金」「投資」のそもそもの目的の違いとは?

そもそも「貯蓄」と「投資」の違いが分かりますか。「貯蓄」と「投資」は、それを行う目的が違います。「貯蓄」とは主に将来のためにお金を蓄えることで、安全で確実に保管することを目的にします。「投資」とは利益を得るために資産を投下することで、今あるお金を使って利益を期待することを目的にします。投資の場合、その利益は確実なものでは無く、リスクを取って行うことになります。

【2】専門家も推奨する「貯金:投資」のバランスとその根拠

貯蓄と投資はどの様なバランスで行えば良いのでしょうか。このバランスの割合を考える時に重要になるのが年齢です。年齢が若ければリスクを取った投資を行って一時的に資産が目減りしたとしても、将来に再度増えていくことも期待できるため、貯蓄よりも投資に多く割り当てることができます。

逆に年齢が高い場合は、将来の資産増加よりも、現在持っている資産の保全を重視すべきなので貯蓄の割合を多くすべきです。結論としては、「100から年齢を引いた分を投資にまわす」という考えと「貯蓄は30%」という考えを合わせて、30までは貯蓄30%、投資を70%行う。それ以降の年齢では、100から年齢を引いた分を投資にまわし、残りを貯蓄するというのが適正なリスクを取りつつ、一定の割合で貯蓄を行うことで資産の保全を図るというのが良いバランスだと言えます。

【3】投資・資産運用が必要な3つの理由とは

(1)インフレ

現在の政府は物価上昇を促すためインフレターゲット政策で物価上昇2%を目指した対応を行っていきました。その達成は遅れていますが、今後もインフレを指向していることに変わりありません。目標にそって物価上昇を促しインフレが起こるとどのような影響があるのでしょうか。

インフレとはお金の価値が相対的に下がってしまう現象です。貯蓄だけをしていた場合、インフレの中では自然に資産が目減りしてしまうという現象が起きます。逆に投資・資産運用によって株式や投資信託といった変動リスクの高いものや土地や貴金属などの現物資産を持つことでインフレの上昇率に伴って、その価値も上昇していくことが一般的であるため資産の目減りを防ぐことができます。

(2)年金

日本には、老後に年金を受け取ることができる公的年金制度があります。しかし人口減少によって、老人一人当りを支える世代が減ってしまうことから、将来的には年金受給額の減少と受給年齢の更なる引き上げが心配されます。そのため、資産運用によって将来に渡って利益を得る方法を持っておくことが安心につながります。

(3)老後資金

老後のためにはどのくらいの資金が必要なのでしょうか。総務省の家計調査をもとにした計算では、夫婦で最低限の生活費だとしても年間258万円必要ということになります。

これは夫婦それぞれが平均寿命まで生きた場合、6,192万円の資金が必要ということになります。これだけの資金を預貯金だけで貯めるのは大変です。それに老後に入ってからも資金を目減りさせないためにも、積極的な資産運用は必要ということになります。

2)世間の実態とは?

【1】世間ではどの程度の人が投資をしている?

日本証券業協会による「平成27年度 証券投資に関する全国調査」によると、日本人の株式や投資信託、公社債の保有割合は18.2%に留まります。これは貯蓄である預貯金の保有割合91.9%と比べると非常に低い割合です。全体としては日本人で投資を行っている割合は非常に低い状況です。

【2】貯金額・年収が高い人ほど投資しているのは事実?

日本人全体では投資を行っている割合は低いものでした。一方で貯蓄額や年収が高いほど投資しているという説もあります。これは本当なのでしょうか。先ほどと同じ「平成27年度 証券投資に関する全国調査」を確認すると答えがあります。

年収200万円から300万円の人で証券投資の必要性を感じている割合は26%であるのに対し、年収1,000万円以上の人では53.5%の人が証券投資の必要性を感じています。

実際に投資を行っている割合もこの割合に準ずると考えられることから、年収が高い人ほど投資を行っているといえます。同様に貯蓄が高い人ほど投資を行っている割合が高くなっています。

【3】どの程度の貯金があるとみんな「投資」をスタートしているの?

みんな、どのくらいの貯金があれば投資をスタートしているのでしょうか。「総務省統計局データ」を参考にすると有価証券保有割合が、貯蓄額200万円未満では1.4%でほとんど投資を行っていない状況が分かります。貯蓄額200万円以上800万円未満では3.1%から3.9%で、貯蓄額800万円以上1,600万円未満では5.8%と割合が増えます。

更に貯蓄額1,600万円以上では8.3%を超えます。つまり貯蓄額200万円以上で僅かですが投資に興味を持ち、貯蓄額800万円以上で少ないながらも投資をスタート。貯蓄額1,600万円以上で投資の割合を増やしていくという状況です。

【4】お金がないと投資ができないのは嘘?

少ない割合ながら貯蓄額200万円未満でも投資を行っている人はいます。つまり、お金がないと投資ができないということではありません。例えば、投資信託やETFといった記入商品であれば数千円という金額から投資を始めることができます。月々貯蓄にまわしている金額の一部で投資を行うことができるのです。

電卓を持っている主婦

3)実際の投資先で考える8種類の金融投資

【1】保険

難易度(☆★★★★)

低金利の現在では、保険は投資先というよりも貯蓄に近い性格になっていますが、将来に向けた資産形成という意味では選択肢の一つになります。その中でも個人年金保険という、所定の年齢から年金を受け取ることができる貯蓄型の保険があります。途中解約すると戻ってくる金額は、払込済み金額よりも目減りしてしまいます。

毎月の保険料支払いに見合ったメリットが見込めなくなった場合には、「払済保険」にして保険料の支払いをストップするという方法があります。適切な保険の見直しにより、どのような形で金融資産を準備していくかを適切に考えて行きましょう。

【2】不動産

難易度(☆☆☆★★)

不動産投資は土地や建物に投資して、その物件を誰かに貸すことによって収益を得るものです。長期にわたる安定的収入になり、自分の判断で家賃の見直しなど投資効率を上げられるというメリットがあります。また所得税や相続税の節税効果も期待できます。

デメリットとしては、不動産投資を始める際にまとまったお金が必要となるため、多くの場合借り入れでそれをまかないます。そのため家賃収入が思ったより得られなかったりすると返済が苦しくなってしまいます。また物件価格の値下がりにより、売却しようとした際に儲けがないという場合があるかもしれません。

不動産投資を始めるには数百万円から数千万円の投資が必要になります。複数の物件を管理していればサラリーマン程度の収入を得ることも可能でしょう。副業として不動産大家をしている人も多くおり、物件管理自体を管理会社に任せてしまえば多くの手間を掛けずに運用することが可能です。

【3】株式

難易度(☆☆★★★)

株式投資は証券会社を通じて、企業が発行している株式を購入して収益を得るものです。株式投資による所得はインカムゲインとキャピタルゲインがあります。インカムゲインとは株を保持していることで受け取れる配当利益のことです。キャピタルゲインは、株の購入金額と売却金額の差益で得る利益のことです。

株式投資のメリットとしては、企業の業績がアップすれば配当利益が増えたり、株主優待をもらえたりという恩恵を受けることができることです。また不動産投資などと違って管理のための手間が掛からないという点も挙げられます。デメリットは株価は企業の業績が落ち込むと低下するため、企業業績が不調な場合には収益が得られないというリスクがあります。そのため、できるだけ複数の企業に分散して株式投資をすべきです。

優良企業の株式を保持できれば毎年安定的な配当利益を得ることができるため、1,000万円の株式保持で年100万円ほどの配当利益を得られる場合もあります。

【4】FX

難易度(☆☆☆★★)

FX投資でリスクを取って資産を増やす方法があります。基本は安いときに購入し、高い時に売ることで差益を得ます。実際に投資する金額以上のレバレッジを掛けて大きな利益を得る方法もありますが、逆に損失のリスクも大きくなります。投資する金額とどれだけ値動きがあるかで稼げる金額は大きく異なってきます。

【5】投資信託

難易度(☆☆★★★)

投資信託は証券会社が作った金融商品に投資を行うものです。投資信託は、運用のプロであるファンドマネージャーが各ファンドの運用方針に従って投資判断から取引まで行います。単一銘柄の株式投資と比べ、1つの企業の業績に影響を受けないと言うメリットがあります。

また通常個人では投資困難な発展途上国の株式や債券などを投資対象にできることもメリットです。デメリットとしては販売買付手数料や管理費用と言ったコストが掛かる点です。数万円という少額から始めることができます。100万円の投資信託への投資で、年数万円の利益を得られる可能性があります。

【6】国債

難易度(☆★★★★)

国が個人向けに発行している国債を買うことで利息をえる方法が個人向け国債への投資です。国債ですので、満期後の元本を国が保証しているという安全性がメリットです。デメリットとしては途中で売買する場合には、市場金利で行うことになり、更に利息の数回分の支払いが必要になるという点です。個人向け国債は1万円から1万円単位で購入することができます。100万円の国債で5年の年利0.15%だった場合で利息は7,522円ほどになります。比較的簡単に始められる投資です。

【7】確定拠出年金

難易度(☆☆★★★)

もし確定拠出年金を利用できるのであれば利用を検討しましょう。確定拠出年金は定期的な配分の見直しによって掛け金以上に増やすことも可能ですし、税金の優遇もあります。更にマッチング拠出によって掛け金を追加することもでき、しかもその分は非課税となります。限度枠いっぱいまで利用できれば効果も最大化するため、有効な投資先です。

【8】仮想通貨

難易度(☆☆☆☆☆)

仮想通貨は新しい投資先として注目されています。投資先として様々な仮想通貨がありますが、有名なのはビットコインです。仮想通貨にはそれぞれ独自のオンライン上の取引所があり、そこで仮想通貨の取引を行います。仮想通貨も一般のリアル世界の取引と同じで、長期保有で稼ぐ方法と、短期トレードで稼ぐ方法とがあります。

特に仮想通貨は他の投資先に比べて部動きが激しいため、短期トレードに向いていると言えます。その反面、投資家に対する保護は皆無であるため、極端な話では仮想通貨が消滅してしまっても何も救済手段がないというリスクはあります。

ビットコインを持っているサラリーマン

4)成功事例から考える4パターンの投資効果の違い

【1】ケース1:投資額6万円:投資先 投資信託:利回り2.0%:投資年数30年

このケースの場合、30年後には約3,720万円の資産が手元にある計算になります。30歳で投資を始めたとして、ちょうど老後を迎える時点でこれだけの手持ち資産があれば安心です。

【2】ケース2:投資額10.7万円:投資先 FX:利回り3%:投資年数10年

ある程度年齢を重ねてから投資を始める場合でも、遅すぎるということはありません。もし収入になる程度の余裕がある場合には、少しリスクを多めにとって投資を行うことで、大きなリターンを得られる可能性があります。このケースでは10年後に2,200万円の資産形成が見込めます。

【3】ケース3:投資額6.2万円:投資先 国債:利回り0.5%:投資年数20年

大きなリスクを取ることはできない、という場合でも大丈夫です。計画的に投資を重ねて行くことで資産は増えていきます。また投資を行っていること自体がインフレリスクの回避になります。貯蓄との適切なバランスで資産を守りながら、堅実に負やステイク方法がこのケースです。20年後に約3,000万円の資産形成を見込めます。

【4】ケース4:投資額5万円:投資先 仮想通貨:利回り20.7%:投資年数10年

非常に高いリスクを取ってでも、資産を大きく増やしたいと言う場合には仮想通貨がうってつけです。今後、どの様に成長していくのか未知数ですがその分、資産を増やしていける可能性はあります。このケースでは僅か10年で約3,000万円の資産を生み出すことができます。

5)投資の成功者から学ぶ!投資で負けない為に重要な4つの考え方

【1】ルールを設定し機械的に行う

ルールを設定し機械的に投資を行うようにしましょう。毎月同じ額を投資にまわしましょう。決めた率の利益が出たら、利益を確定させましょう。決めた率の損が出たら、損失を確定させましょう。「あともう少し・・・」と曖昧な考えで投資を行っていると、全てのタイミングを逃してしまい、長いスパンでは投資の失敗を招いてしまいます。

【2】一発逆転を狙わない

一発逆転を狙わないようにしてください。投資で重要なのは小さく勝ち続け、大きな負けを絶対にしないことです。一発逆転を狙ってしまうと、勝つ可能性よりも実は負ける可能性の方が大きくなってしまいがちです。そもそも一発逆転を狙わなければならない状況では、投資を行うべきではないのです。

【3】感情に負けない

投資における一番の的は感情です。感情に左右されると、投資に対して臆病になったり、もっと利益がでるかもと欲が出てしまい、売買のタイミングや投資対象を見誤ってしまいます。先ほども書きましたが機械的にルールに沿って投資を行うべきなのです。

【4】人とは違う見方をする

投資では人と違う見方をするように心掛けましょう。人が注目している投資先は、既にうまみは無く、他の先行している人に資産を吸い取られてしまう可能性もあります。他の人とは違う観点で投資先を探し、投資を行ってください。それが投資を大きく成功させる秘訣です。

電卓とお財布

6)ちょっと立ち止まって考えて欲しい「金融投資」と「自己投資」

【1】なにも「金融投資」が全てではない?

「投資」と聞くと、どうしても「金融投資」を思い浮かべてしまいます。しかし、「投資」が将来の利益を求めることであるならば、その方法は金融投資だけに限りません。自分の能力を高め、より多くのお金を稼げるようになることも「投資」であると言えます。その意味では「自己投資」も投資の一環です。

【2】自己投資の3種類の必要性とは?

(1)時間への投資

勉強は自己投資のひとつですが、その効果は時間への投資であると言えます。その訳は、勉強とは既に過去の誰かが発見した成功方法を学ぶということだからです。自分だけではその、成功方法を見付けるまでに長い時間が掛かってしまうことでも、勉強することで、短時間で成功方法を身に付け、残りの時間を成功方法の実行に費やすことができるからです。

(2)良質な知識の取得

世の中には様々な情報が氾濫しています。その情報には良質のものもあれば、質の悪いものもあります。自己投資としてお金を払って得られる知識は、一般的に無料で誰でも手に入れられる知識よりも良質である傾向が高いです。そのため、無料である玉石混淆の情報の中から知識を得るよりも、自己投資をして、良質な知識を得る方がはるかに無駄がない行為だと言えます。

(3)レバレッジを得られる

できるだけ若い頃から自己投資を行うべきです。なぜなら、自己投資をしてその効果を得られた時点から、それ以降は効果を使い続けることができるためです。自己投資以降の成長カーブは、出発点が早ければ早いほど、その後に与える影響は大きくなります。つまり、効果のレバレッジが掛かるということです。

【3】「金融投資」と「自己投資」のバランスが不可欠?

結局、「金融投資」も重要ですが、同時に「自己投資」も重要であると言えます。金融投資は、物質的な制限や行動的な不自由度を無くすために重要です。自己投資は将来的な行動の質や正しい判断を行うために重要になってきます。金融投資と自己投資、そのどちらかが不足しても良い未来は描けません。金融投資と自己投資とで、バランスの取れた投資を行い続けることが、より豊かな未来を実現するためには不可欠なのです。

まとめ

【1】貯金と投資のバランス。100から年齢を引いた分を投資にまわそう

【2】世間では貯金額・年収が高い人ほど投資している

【3】どの年齢からでも貯蓄と投資の割合で将来の資産を構築できる

【4】投資は勘定に負けず淡々と、ルールを設定し機械的に行おう

【5】豊かな未来のためには、金融投資だけではなく自己投資も重要

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北田豊

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ファイナンシャルプランナー・AFP・資産形成コンサルタント
外資系金融機関にて7年間勤務。連続年間表彰、上位1%の成績を収めた後、株式会社Bright Reachに副社長として参画、入社後半年以内で、代理店ランキング全国No.1に育て上げる。不動産・保険を活用した、節税・節約・資産形成コンサルタントとして活動。MDRT基準COTホルダー




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