夫婦の平均貯金額は1,820万円?貯金を見直すCHECK項目




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北田豊

北田豊

ファイナンシャルプランナー・AFP・資産形成コンサルタント
外資系金融機関にて7年間勤務。連続年間表彰、上位1%の成績を収めた後、株式会社Bright Reachに副社長として参画、入社後半年以内で、代理店ランキング全国No.1に育て上げる。不動産・保険を活用した、節税・節約・資産形成コンサルタントとして活動。MDRT基準COTホルダー
家の模型と夫婦の手

結婚して家庭を持つと、家計管理方法にも選択肢が生まれます。夫婦間でどう家計管理をするか決めることが、将来のための貯金を始める第一歩となります。

平均貯蓄額や老後必要な生活費などを比較しながら、貯蓄を殖やすベストな方法を見ていきましょう。

夫婦の平均貯金額は1820万円?貯金を見直すCHECK項目

1)夫婦の貯蓄額は年々下がっている?

総務庁統計局が出している「家計調査報告」の2016年統計結果によると、20代から高齢者世帯を含めた2人以上世帯(家族世帯)の貯蓄額は1,820万円となり、4年連続で上昇しています。しかし調査対象全体の50%を占める勤労者世帯夫婦の貯蓄額だけを見ると、前年度から0.8%減少しました。

金融広報中央委員会が行った世論調査でも同様で、勤労者世帯の貯蓄額は減少傾向にあります。この統計で使われている「貯蓄」という言葉は、「貯金」とはどう違うのでしょうか。一般的によく聞く「貯金」「預金」「貯蓄」という3つの言葉は、元来それぞれ異なる意味を持っています。

・貯金:ゆうちょや農協・漁協などでお金を貯めることを意味します。

・預金:銀行など民間金融機関にお金を預けることを意味します。

・貯蓄:預貯金やその他の金融財産など、一般的には短期資産の事を指します。

【1】独身と比べて夫婦の方がお金は貯まる?

独身と夫婦のどちらが貯蓄しやすいかは一概には言えません。共働きかどうかや子供の有無、また家計管理の方法などさまざまな違いで、夫婦世帯の貯蓄状況が異なるから。独身家計の貯蓄額の平均は、20代で約160万円、30代で約500万円、40代で約790万円となっています。

同じ2016年の総務庁の統計で、2人以上世帯の平均貯蓄額は30代で574万円、40代で1,065万円となっています。

一見すると夫婦の方が独身よりも貯蓄が多そうですが、この統計には負債額が含まれていません。住宅ローンや子供にかかる学費ローンの負債額などを考慮する必要があるので、一概にどちらの平均貯蓄額が多いとは言えません。一般的に子供がいる夫婦世帯よりは、独身世帯の方がお金を貯めやすいと言えます。子供の養育費や学費が長期間にわたって必要になるからです。貯めやすいと言われる順序は次のようになります。

1.子供がいない共働き夫婦(DINKS)が、家計を一緒に管理している場合が一番貯蓄しやすいと言われています。

2.続いては独身、または子供がいない共働き夫婦(DINKS)が、家計を別々に管理している場合です。

3.子供がいない夫婦で配偶者が専業主婦の場合も、税制面でのメリットなどがあるため比較的お金を貯めやすいと言われています。

【2】ここ数年夫婦の貯蓄額はどう変化している?

2013年以降4年連続で、平均約2.4%ずつ貯蓄額は上昇しています。総務省の2016年「家計調査報告」によると、2人以上世帯の平均貯蓄額は1,820万円、中央値は1,006万円でした。前述したように、調査対象の半分を占める勤労世帯だけを見ると、貯蓄額は減少しています。

・平均貯蓄額は、貯蓄がゼロから最多の貯蓄額までの金額の平均値です。

・中央値は貯金0円の世帯を除いた世帯を貯蓄額の順番に並べて、中間地点に位置する世帯の貯蓄額を表しています。

【3】貯蓄格差は広がる一方?

日本国民の貯蓄格差はかなり大きいと言われています。厚生省が行った「国民生活基礎調査」では、貯蓄200万円未満の世帯が31%、貯蓄1,000万円以上の世帯が28.5%となっています。

【4】老後に必要な夫婦の金額とは?

夫婦2人が老後に必要とされる生活費は、次のような金額となっています。

【平均的な生活を送るため必要な金額】

・月額25万円~33万円×年数

・医療費やリフォーム代などの特別出費用約1、000万円

【ゆとりある生活を送るため必要な金額】

・月額30万円から35万円×年数

・医療費やリフォーム代などの特別出費用約1、000万円

・旅費など約150万円×回数

家計簿をつけている夫婦

2)一般的に夫婦の収入はどれくらい?

総務庁の「全国消費実態調査」によると、共働き世帯と専業主婦世帯それぞれの夫婦の平均収入は以下のようになっています。

【1】共働き夫婦の平均月収と支出

平均月収(手取り):約49万円

平均支出:約33万円

【2】専業主婦の家庭の平均月収と支出

平均月収(手取り):約40万円

平均支出:約30万円

3)夫婦(世帯)の世代別の平均貯蓄額って?

総務庁の「家計調査報告(2016年)」によると、世帯主の年齢別でみた2人以上世帯の平均貯蓄額は、以下のようになっています。

【1】20代:約301万円

【2】30代:約574万円

【3】40代:約1、065万円

【4】50代:約1、802万円

【5】60代:約2、312万円

【6】高齢者世帯(70歳以上):約2、446万円

夫婦の世代別の平均貯蓄額の図

4)共働きでも口座は1つにするべき?メリット・デメリットの比較

夫婦で共働きをしていて2か所以上から収入が場合、家計管理や貯蓄する銀行預金口座などを、1つにまとめるか、別々に管理するかの選択肢があります。それぞれのメリットとデメリットを見てみましょう

【1】口座が別

・メリット

自分の収入を自分で管理し相手任せにしないことで、夫婦が対等の立場にあるという意識を保てます。

・デメリット

夫婦間で収入に差があると、家計に入れるお金のバランスを取ることが必要になってきます。大きな出費がある際などには常に話し合って、それぞれが出す金額を決める必要があります。また出産やリストラなどで、どちらかが一時的に収入がなくなった場合などには、どうするかを改めて話し合う必要があります。

【2】口座が一緒

・メリット

世帯全部として家計を考えた方が管理が簡単で、貯蓄しやすい状況を作り出せます。

・デメリット

離婚時などに再び分けることが大変になります。自分の収入を自分で管理できない事で、労働に対してのモチベーションが下がる人もいます。どちらか一方が管理しなければいけない状況になりやすく、対等ではないと感じる人もいます。

【3】お互いの貯蓄額を知っている?

民間のアンケート結果では、共働きで財布が別々の夫婦の多くは、お互いの貯蓄額を知らないという結果が出ています。

5)夫婦で貯蓄金額を増やす11のCHECKリスト

共働き夫婦にも、配偶者が専業主婦(夫)夫婦にも有効な、貯蓄を殖やすための有効な手段をまとめました。

【1】CHECK1:家庭内の整理整頓

家の中を片付け、不用品はリサイクルショップやオークションなどで処分しましょう。「断捨離」することによって購入願望も少なくなり、浮いたお金を貯蓄に回すことができます。

【2】CHECK2:お財布を綺麗に(余分な領収書・ポイントカードを持たない)

財布の中身を整理整頓しきれいに保つことで、お金を大事にする意識が保てます。

【3】CHECK3:2種類の「生活費口座」「予貯金口座」を分ける

預貯金用の口座と生活費用の口座を分けることで、生活費口座の残高で日常の出費を賄い、預貯金に手を付けることがなくなります。予算内でやりくりする習慣をつけることで、貯蓄する習慣が身に付きます。

【4】CHECK4:「固定費」「変動費」の把握

毎月決まった金額が必要な家賃・光熱費・通信費などの固定費と、食費・レジャー費・衣類代などの変動費が、月々どの位かかっているのか把握しましょう。通信費などの固定費を無駄に多く払っていないか、収入に対して変動費の割合が多すぎないかどうかなどを、きちんと見直しましょう。

【5】CHECK5:先取り貯金術

貯蓄する一番有効な方法は、残ったお金を貯めるのではなく、先取りして貯蓄することです。月々のいくら貯めれるかを把握したうえで、勤務先の給料天引きシステムや給与振込銀行の自動積立預金を利用して、先に一定金額を貯蓄に回すように設定しましょう。

【6】CHECK6:クレジットカードを1~2枚に統一

不要なクレジットカードは処分し、家族カードなどを変更して夫婦間でまとめられるカードは一緒にしましょう。そうすることによって不要なカード年会費を節約したり、お互いの出費を把握できるので用途を意識するようになります。

【7】CHECK7:夫婦で共通の目標を設定しよう

貯蓄を増やすためには目標が必要です。用途・期限・金額を夫婦で話し合って決めて、その目標に向けて貯蓄に励みましょう。

【8】CHECK8:アプリを活用して楽しく毎日の家計簿を

最近はネット上やスマホで管理できる家計簿アプリが数多くあります。お互い必要な時にいつでも見れるので、夫婦間で支出に対する意識も上がります。

【9】CHECK9:老後に必要な金額から逆算して月々の金額設定を

いつリタイヤして、どんな老後を過ごしたいのか夫婦で話し合いましょう。その老後生活に必要な金額を試算し、それを元に月々いくらずつ貯金をしていきたいのかを決めましょう。個人型年金など、老後資金を貯めるために有利な商品もいろいろ出ています。夫婦で話し合って最適の商品を選び、税制上の優遇などを受けながら効率的に老後資金を貯めていきましょう。

【10】CHECK10:余った時間で副業も視野に

最近は副業を推奨する企業も増えてきました。勤務規定に反しない範囲内で、趣味や特技を生かした副業をし、さらに貯蓄を増やす方法も考えましょう。

【11】CHECK11:保険やローンの見直し

加入している保険やローンを見直しましょう。特に独身時代から別々に加入していた保険など、夫婦間で重複しているものは解約したり、配偶者が優遇される商品などに変更できないかどうかを確認しましょう。

まとめ

1)一般的に子供がいない世帯は貯蓄がしやすくなっています

2)共働きの場合、口座を一緒にするか分けるかのメリット・デメリットを把握しましょう

3)共働きの場合、口座を一緒にした方が貯蓄がしやすくなります

4)貯蓄する一番有効な方法は、先取り貯金(預金)をすることです

5)夫婦で話し合って貯蓄目標額を設定しましょう

6)老後のプランを話し合い、必要な老後資金を算出しましょう

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