
あなたのご家庭の食費は月当たりいくらくらいでしょうか。「今月も食費がかさんで」ということはありませんか。
食費は家計の中でも大きな割合を占めますが、上手に節約すれば食費は適切な金額に抑えることができます。今回は夫婦の食費の現状やノウハウを紹介します。
夫婦の月の食費は7万5千円?食費節約の14のテクニック術
1)夫婦2人の食費の相場はどうなっている?
【1】一番多いのは何%?
5万円以下:14%
5万円~7万円:32%
7万円~9万円:37%
9万円以上:17%

【2】結局平均でいくらくらいが相場?
月の夫婦2人の食費の平均額は「約7万5千円」です。
【3】結婚当初は金額がかさむ?
一人暮らしの月の食費の平均額は約4万5千円なのですが、結婚当初は、一人暮らしの時の習慣が残っているため食費も掛かりがちです。また2人分の食事というのも上手に作る感覚が掴めておらず、買い物も無駄にしてしまう場合もあります。結婚生活に慣れてくると、食費も適切な金額に抑えられてきます。
【4】今後子どもが1人生まれたら食費はどうなる?
家族が一人増えると食費が「約2万円」増えます。子どもが小さい頃は、これほどは掛かりませんが小学校を卒業する頃からは、このくらいの金額を見込んでおきましょう。
2)ぶっちゃけどれくらい違うの?外食vs自炊の違い
【1】CASE1:自炊を中心
基本的に3食全てを自炊する場合、どのくらいの食費が掛かるでしょうか。夫婦2人の場合だと、上手にやりくりをしながら、材料も無駄なく使えば5万円台に押さえることもできます。しかしちょっと頑張りが必要でしょう。
たまに美味しいものが食べたくなるときもありますし。普通に自炊中心の生活をした場合は、約6万円から7万円くらい掛かります。同じ材料でも色々な料理にアレンジできるよう、レパートリーを増やしましょう。
【2】 CASE2:外食が中心
朝は自宅で済ませ、昼と夜を外食中心の生活した場合、どのくらいの食費が掛かるでしょうか。食事をするお店をどこにするかで大きく金額に差が出ますが、1日2,000円程度の外食を行いながら外食中心の生活を行った場合、月に、約8万円は掛かります。栄養バランスのことも考えて、適度に自炊も取り入れたいですね。
3)どうやって計算する?食費の目安・理想とは?
【1】収入・支出から考えたい食費の目安とは?
収入に締める「食費」の割合をエンゲル係数と言います。エンゲル係数の平均値は「約20%」です。もし家庭のエンゲル係数が20%を大幅に超えているということであれば、食費の見直しを行いましょう。
【2】共働き・専業主婦のケースで理想の食費は異なる
・共働き
共働きの場合、専業主婦家庭に比べて収入は多くなりますが、食事の準備にかけられる時間を少なくなります。そのため外食や出来合いの食事で済ませることが増えます。その結果食費は嵩みがちです。共働きの場合、目標として月8万円を超えないように頑張ってみましょう。
・専業主婦
専業主婦の場合は、食費を抑える工夫を積極的に行いましょう。食材も上手にやりくりすることで、食費を月5万円までにすることを目標にしてみましょう。

4)食費を節約&捻出!おすすめアイディア14選
【1】アイディア1:外食は月◯回!行く場合はクーポンで賢く節約
お手軽度:★★★★★
自炊に比べて外食は食費がかさみます。外食をする回数を減らすため、月に○回と外食に行く日を決めてしまいましょう。その日だけ少々高いものを食べても、他の日で節約できるので大丈夫。更に外食するときにはお店のクーポンを持って行くことを忘れずに。ネットで「お店の名前 クーポン」と検索すればお得なクーポンを探すことができます。
【2】アイディア2:「まとめ買い」を習慣にしよう
お手軽度:☆★★★★
買い物は小分けにしてしまうと、後で合計したときに思いのほか使っていたということになります。そこでまとめ買いをして支出をコントロールしましょう。またまとめ買いであれば一度に買う量が多くなるため、小分けで買うよりもお得な値段で買うことができます。
【3】アイディア3:家にあるものでご飯を作る日を設けよう
お手軽度:☆★★★★
決まった曜日は家にあるものでご飯を作るようにしましょう。レシピを先に考えて、足りないものを都度買い物に行っていると結果として食費がかさんでしまいます。材料を見て、その日の料理を決めることで節約になりますし、まとめ買いをする際に、あらかじめ一週間のレシピを計画しておくというのも手です。
【4】アイディア4:買うものを事前にメモして無駄な出費を排除
お手軽度:☆☆★★★
買い物をしている間に目について、予定していなかったものをついつい買ってしまうと食費がかさんでしまいます。買い物に行く前には、事前に買う予定のものをメモして、メモに書かれているものだけを買うようにしましょう。それによって「ついつい買い」を避けて節約することができます。
【5】アイディア5:お肉・魚・野菜もネットで賢く調達
お手軽度:☆☆★★★
無駄な買い物をしないためにはネットスーパーで買うというのも賢い選択です。ポイントは目当ての商品を「検索」で探すことです。そうすることで「ついつい買い」をする心配もなくなります。ネットの画面から必要なものだけを検索して注文しましょう。

【6】アイディア6:スーパーの値引き情報はアプリで検索
お手軽度:☆☆★★★
スーパーの特売情報はスマホのアプリ(トクバイ)でチェックしましょう。いつも手元にあるスマホであれば、見逃しもありません。せっかく安くなっているものは、お得に買い物していきましょう。
【7】アイディア7:冷凍&冷蔵!「作り置き」がバツグンに効果的
お手軽度:☆☆★★★
料理はまとめて作ることで、光熱費も時間も節約でき、材料も無駄になりません。まとめて作った料理は「作り置き」として冷蔵&冷凍保存しておけば、お弁当などにも活用できて、お金と時間の効率化になります。
【8】アイディア8:アプリを使って家計簿を楽しく作成
お手軽度:☆☆★★★
家計を管理するために「家計簿」を付けなければいけないというと、すごく手間がかかると感じてしまいます。
でも家計簿アプリを使えば、銀行口座の残高管理から引尾とし内容、クレジットカードの利用履歴などが手間無くアプリに取込まれて管理できます。現金で買った分もカメラでレシートを撮影すると自動的にデータにしてくれるアプリも有ります。手間無く家計簿管理して、無駄な支出を削減しましょう。
【9】アイディア9:おかずの作り置きでお弁当に
お手軽度:☆☆★★★
夕食などで作った料理やまとめて作った料理を少し取り分けておきましょう。それを作り置きとしてお弁当のおかずにすることで時間とお金を節約できます。
【10】アイディア10:最寄りスーパーの特売日は必須でメモ
お手軽度:☆☆☆★★
色々なスーパーの特売日を探して遠くのスーパーまで買い物に行くのは、実はあまり賢い選択ではありません。近場のスーパーの特売日を逃さないようにメモしておき確実にお得な商品を購入することで時間もお金も同時に節約できます。
【11】アイディア11:先に1ヶ月&1週間毎の予算を決めよう
お手軽度:☆☆☆★★
「食費を○○円以下に節約したい」という場合は、予め1ヶ月に使う食費の予算を決めましょう。そして、現金を予算分だけよけて封筒に入れておき、食費はその封筒からだけ支払うようにしてください。いわゆる「封筒わけ節約術」ですね。さらに1ヶ月分の食費を週単位に分けて使うようにすれば、もっと計画的な使い方ができます。
【12】アイディア12:毎週◯曜日を買い物と決めてみよう
お手軽度:☆☆☆★★
買い物に行く曜日を決めてしまいましょう。思いついたときに都度都度買い物をしてしまうと、つい無駄なものを買ってしまいます。それにスーパーにはお得に買い物できるスペシャルデーのような日が設定されていることが多いので、その曜日を狙ってお買い物日にしてしまいましょう。
【13】アイディア13:クックパッドなど活用して発想にない料理にチャレンジ
お手軽度:☆☆☆☆★
食材を安く買えたとしても、料理に生かせなければ無駄になってしまいますよね。そんな料理のレパートリーを増やすためにも、クックパットなどのレシピサイトを有効に使って新しい料理にチャレンジしましょう。そうすれば、思いつかなかった食材の組合せで料理が作れるようになります。
【14】アイディア14:かさ増しレシピにチャレンジ
お手軽度:☆☆☆☆★
普段の料理に加えることでかさ増しができる食材があります。例えば炒め物にもやしを加えたり、ハンバーグのお肉におからを加えて量を増やすなど工夫をすると食べ応えもあり、食費を抑えられる節約料理に変身します。

5)節約生活をスタートさせる前に!押さえておきたいココロ構え
【1】とはいえ無理は禁物!無理なくコツコツ
節約をガマンに感じるようでは長続きしません。ストレスなどから衝動買いをして、返ってお金が掛かってしまっては本末転倒です。節約を楽しめるくらいの範囲で無理なくコツコツと行うのが節約を続けるコツです。
【2】食費の節約の目的を夫婦で明確に!
目的の無い節約はストレスのもとです。夫婦の間で節約する目的をよく話し合いましょう。目的は具体的に決めるほど上手く行きます。目標貯金額、目標達成時期を明確にしましょう。そして、その目標を達成したときにどんな楽しいことが待っているか、夫婦で話し合えるようにしてください。
【3】節約上手・下手の決定的な違いとは?
節約が上手な人と、下手な人の違いは何でしょうか。それは普段の習慣に取り込んでコツコツ続けられるかどうかです。節約が下手な人は、一度に大きな節約をしてしまいがち。その反動で無駄な出費をしてしまったりして、結局節約できないと言うことが多いのです。節約が上手な人は、普段から小さな金額の節約を続けるのでストレスになりません。自分でも忘れてしまうくらい習慣化してしまえば、一番上手く行きます。
【4】とにかくアプリはめちゃめちゃ使えるので要チェック
節約を成功させるためには、無理なく続けることが大事です。そのためには頑張らなくても続けられる仕組み作りが大事。手抜きのためにも便利なアプリは積極的に活用しましょう。
・具体的に活用したいアプリ4つ
1:マネーフォワード
銀行口座やクレジットカードを登録しておけば自動的に家計簿管理ができるアプリです。さらに現金で買った分もレシートをカメラで撮影するだけでアプリに取り込んでくれるという便利さ。家計簿をいちいち付ける煩わしさも無く、支出の管理ができます。
2:トクバイ
スーパーの特売情報をチラシを見比べて探すのはとても面倒です。いつも手元にあるスマホでサクッとチェックしましょう。トクバイなら、住所から近くの特売情報を探せるスーパー系最終ナンバー1のアプリです。
3:クックパッド
料理をするのにクックパッドが欠かせないという人も多いのでは無いでしょうか。クックパッドが一番役立つのは、今冷蔵庫に残っている食材で何が作れるのか調べるとき。食材を入力すれば、沢山のレシピが出てくるので、食材を無駄なく美味しく料理できます。
4:ホットペッパー
たまに外食するときにはお得に節約して食べたいですよね。ホットペッパーのアプリを入れておけば、今から行くお店にどんなクーポンがあるのか調べられます。それに、近くにもっとお得なお店があるかも探すことができます。外食前にホットペッパーのチェックを忘れずに。
まとめ
1)夫婦2人の食費の相場はどうなっている?
2)ぶっちゃけどれくらい違うの?外食vs自炊の違い
3)どうやって計算する?食費の目安・理想とは?
4)食費を節約&捻出!おすすめアイディア14選
5)節約生活をスタートさせる前に!押さえておきたいココロ構え