【全11種類】比較で選ぶ資産運用のメリット・リスクまとめ




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北田豊

北田豊

ファイナンシャルプランナー・AFP・資産形成コンサルタント
外資系金融機関にて7年間勤務。連続年間表彰、上位1%の成績を収めた後、株式会社Bright Reachに副社長として参画、入社後半年以内で、代理店ランキング全国No.1に育て上げる。不動産・保険を活用した、節税・節約・資産形成コンサルタントとして活動。MDRT基準COTホルダー
金貨と宝箱

資産運用を始めたいと思っても、何をしたらいいか分からなくて悩みませんか。一口に資産運用と言っても様々な種類があります。

理解しないまま手を付けると、大きなリスクを抱える可能性もあります。まず資産運用の種類を知ってから始めるようにしましょう。

【全11種類】比較で選ぶ資産運用のメリット・リスクまとめ

1)そもそも資産運用とは

【1】資産運用とは

資産運用とは、自分が持っている資産を貯蓄したり、投資したりすることで、資産を増やしていくことです。

【2】資産運用の本来の目的を明確にしよう

資産運用を行う前にまず、資産運用を行う目的を明確にしましょう。資産運用の目的によって、どのような方法で運用するのかが、変わってきます。

資産をもっと増やしたいということであれば、ある程度のリスクを許容して、高リスク商品を資産運用先として検討するべきです。逆に資産を減らしたくない、ということが目的の場合には、低リスクの元本保証商品を資産運用先として組み込むことになります。

【3】利益の上げ方には2種類ある?

・インカムゲイン

インカムゲインとは、資産を保持していることで受け取れる利益のことです。株の配当金などがこれにあたります。

・キャピタルゲイン

キャピタルゲインとは、資産の購入金額と売却金額の差益で得る利益のことです。

・2つのメリット・リスクの違いとは?

インカムゲインとキャピタルゲイン。この2つには、それぞれ異なったメリット・リスクがあります。インカムゲインのメリットは、資産を保持している限り継続的・長期的に利益が得られる点です。デメリットとしては、資産価値や環境の変化により、受け取れる利益の額が目減りしてしまう可能性があることです。

またキャピタルゲインに比べて、一度に得られる利益額は小さいことが一般的です。キャピタルゲインのメリットは取得額と売却額の差が大きければ大きいほど、一度に多くの利益を得られることです。また売却のタイミングは自分で決定することができるため、利益の額とタイミングを自分でコントロールできます。

デメリットとしては、保持している資産が必ずしも値上がりするとは限らないため、状況によっては損をしてしまうリスクがあることです。またインカムゲインと異なり、利益が得られるのは売却時の一度だけという点があります。

2)なぜ資産運用が必要?理解しておきたい将来のこと

【1】人口減少と年金受給額の将来

日本には、老後に年金を受け取ることができる公的年金制度があります。しかし人口減少によって、老人一人当りの支える世代が減ってしまうことから、将来的には年金受給額の減少と受給年齢の更なる引き上げが心配されます。

【2】インフレによる預貯金の目減り

現在、日本政府は緩やかなインフレ政策をとっています。インフレとは物価を上げていくことですが、裏を返せば、相対的にお金の価値が下がっていくことでもあります。つまり低金利の状況の中ではお金を預貯金だけで持っていると、お金の価値がどんどん下がり目減りしてしまうリスクがあるのです。

【3】老後に必要な資金は最低でも6000万円?

老後のためにはどのくらいの資金が必要なのでしょうか。総務省の家計調査をもとにした計算では、夫婦で最低限の生活費だとしても年間2,580,000円必要ということになります。これは夫婦それぞれが平均寿命まで生きた場合、6,192万円の資金が必要ということになります。

これだけの資金を預貯金だけで貯めるのは大変です。それに老後に入ってからも資金を目減りさせないためにも、積極的な資産運用は必要ということになります。

家計簿をつけている女性

3)資産運用の全11種類のまとめ

【1】銀行預金

難易度(☆☆☆☆★)

銀行預金は最も馴染みが深く、手軽に始められる資産運用先です。銀行預金のメリットは元本保証されており、額面が減らない点です。その代わり、金利は低いものになっています。そのため資産を大きく増やしたいと言う場合、銀行預金は向きません。預金残高に掛かる預かり利息が利益となります。利息の所得には課税されます。

【2】投資信託

難易度(☆☆☆★★)

投資信託は比較的難易度が低く、金融資産を増やすためには有効な手段です。投資信託には様々な種類がありますが、投資運用自体をプロに任せることができるというメリットがあります。また少額から投資可能で、金融商品によっては既に分散投資の内容が組み込まれているものもあります。保有する金融資産の内一定の割合を投資信託で保有することによって、賢く手間を掛けずに資産運用できます。基本的にはキャピタルゲインを狙いますが、中には定期的に配当が出る商品もあります。基本的に売却益と配当の所得には課税されます。

【3】ETF

難易度(☆☆☆★★)

ETFは、日経平均株価や東証指数など特定の指数の動きに連動する運用成果を目指す金融商品です。個別企業に株式投資することに比べて、市場全体に投資する意味合いになるため、低リスクの運用が見込めます。基本的にはキャピタルゲインを狙います。基本的に売却益と配当の所得には課税されます。

【4】REIT

難易度(☆☆☆★★)

RIETは不動産から得られる賃貸収入や不動産売却益を原資として、投資者に配当する金融商品です。キャピタルゲインを狙うと共に、定期的な配当も利益として見込めます。基本的に売却益と配当の所得には課税されます。不動産投資に比べると、少額から始められるというメリットがあります。

【5】確定拠出年金(iDeCo)

難易度(☆☆☆★★)

確定拠出年金は、今すぐは必要ないけれど老後資金として運用したい場合に向いています。税制上の優遇もあるため、単に銀行預金や株式投資で資産運用するよりも有利です。確定拠出年金には、定期的な配分の見直しによって掛け金以上に増やすことも可能ですし、税金の優遇もあります。

更にマッチング拠出によって掛け金を追加することもでき、しかもその分は非課税となります。限度枠いっぱいまで利用すれば効果も最大化します。

【6】「変動10年型」個人向け国債

難易度(☆☆☆★★)

「変動10年型」個人向け国債とは、10年満期で半年ごとに利率が変わる変動金利タイプの国債です。債権は金利下落時に値上がりする特徴があり、株式と比較して変動リスクが小さいため景気後退時に資産を守る働きをしてくれます。基本的に売却益と利子の所得には課税されます。

【7】不動産投資

難易度(☆☆★★★)

マンションやアパートといった不動産に投資し、オーナーになって賃貸経営することで家賃収入を得ることができます。また将来不動産が値上がりした場合には、売却によって差益を得ることもできます。長期安定的に収入を得られる投資先になります。しかし、始めるにはある程度まとまった資金が必要になるため、ハードルは高いと言えるでしょう。売却益と家賃収入の所得には課税されます。

【8】外貨預金

難易度(☆☆★★★)

外貨預金を持つことで老後の資産を増やす方法もあります。現在、日本の銀行の金利はわずかなものでほとんど金利収入は見込めません。しかし、外国に目を向けると日本よりも十分に金利が高い国が存在します。その国の通貨で預金を持つと資産を増やせる可能性があります。

特に金利が高ければ高いほど複利効果も大きくなるため有効です。なお為替の動きには注意をしておきましょう。せっかく増やした資産が為替の影響で、日本円にする際に目減りしてしまうリスクもあります。外貨預金では、預金残高に掛かる預かり利息が利益となります。利息の所得には課税されます。また、為替変動により、為替差益を得ることができます。為替差益には課税される場合があります。

【9】先物取引

難易度(☆★★★★)

先物取引とは、将来の売買について、予め約束をする取引きのことです。現時点では売買価格・数量を約束しておき、将来の約束日が到達した時点で、実際の売買を行います。実際に売買をする時点での売買価格と実際の価格との差が利益になります。将来の価格の予想の難しさが難易度に反映します。先物取引で購入した商品を、実際の価格で売却した際に、差益が得られます。差益の所得には課税されます。

【10】外国株式投資

難易度(☆★★★★)

外国株式投資は、国外の株式に投資することです。国内の金融資産とは異なる値動きをする特徴があるため、リスク分散の観点から有用な投資先になります。金利は株式が発行されている国の金利の影響を受けます。また為替の影響を受けるという特徴も持っています。

キャピタルゲインを狙うと共に、配当がある場合には、それも利益として見込めます。ただし、為替変動によるリスクがあります。売却益と配当の所得には課税されます。

【11】FX

難易度(★★★★★)

FXとは外国為替証拠金取引のことです。ドルやユーロなどの外国通貨を交換売買し、その差益を得ることを目的とした金融商品です。円から外貨、外貨から円、外貨から外貨と様々な取引きによって、多様な為替値動きに対応することができます。

またレバレッジを利用することで少額の資金で大きな取引きを実現することも可能です。また24時間取引きが行えることも特徴です。大きな金額と値動きが見込め、プラス時には大きな利益が見込める一方、マイナス時には大きな損失となってしまいます。また値動きも早いことから難易度が高い記入商品です。差益で得られた所得には課税されます。

ビジネスマンの資産運用

4)結局どんな資産運用がオススメ?シチュエーションで考える資産運用

【1】サラリーマンの方

サラリーマンの方の場合、定期的な収入があり将来一定の年金も見込めます。また、会社の規定によっては副業によってプラスアルファの収入を得ることも可能です。ただし資産運用自体に多くの時間を割くことは難しいため、若干リスクを取りながらも、手間の掛からない資産運用方法がオススメです。

具体的には、投資信託、ETF、RIETといった手間が掛からず低リスクな商品に投資を行います。余裕があれば不動産投資で第二の収入の柱を築くのも良いでしょう。もちろん税制上優遇される確定拠出年金は利用すべきです。

【2】公務員の方

公務員の方の場合も安定的な収入があり、将来一定の年金も見込めます。公務員の場合、副業が禁止されていますからプラスアルファの収入を得る方法は限られています。そんな中でも不動産投資は、公務員の副業かつ資産投資先として利用できるものになります。

特に公務員は不動産投資のためのローンを組む場合に信用度が高いため、有利な条件で借りることができます。当然、投資信託、ETF、RIETといった手間の掛からない投資先も同時に選ぶことで、バランスの良いポートフォリオを作ることができます。

【3】自営業の方

自営業の方の場合、事業による収入が将来に渡って保証されているわけではありません。そのため事業に万が一の時があっても資産を守ることができる資産運用先を選びリスクヘッジを行いましょう。運転資金としての銀行預金を使い、銀行との結びつきを維持しつつ、投資信託、ETF、RIETでインフレリスクを回避します。

事業が国内展開メインである場合には、外貨預金、外貨株式投資を行い、国内景気だけに依存するリスクを回避します。先物取引やFXについては、時間を取られ本業に支障をきたしてしまう可能性があるため、オススメしません

【4】リスクを追いたくない方

リスクを負いたくない方は、ポートフォリオのバランスでリスクヘッジを取ります。資産の60%程度を元本保証されている銀行預金で持ちます。残りはETF10%、外貨預金10%、外国株式投資10%、国債10%を持つ様にしましょう。

これにより一定の資産については元本保証される状態を維持しつつ、それぞれのリスクを打ち消す形でのポートフォリオを組むことができます。

【5】ある程度のリスクを考慮できる方

ある程度のリスクを考慮できる方は、積極的な資産運用を行いましょう。銀行預金は20%程度に抑えます。投資信託、ETF、RIETに20%、不動産投資40%、外国預金、外国株式投資に15%、先物取引、FXに5%を投資しましょう。もちろん運用を進めて行く中で、各投資先の収益変化によってリバランスする必要はあります。

【6】100~300万円で資産運用をスタートさせるケース

100~300万円で資産運用をする場合、運用先分散の観点から少額から始められる資産運用先を選ぶようにしましょう。投資信託、ETF、RIETでをメインに一部は外貨預金を行っても良いでしょう。

【5】400~900万円で資産運用をスタートさせるケース

400~900万円で資産運用をする場合には、外国株式投資も織り交ぜるとよいでしょう。また、先物取引やFXについてはでの取引きも視野に入ってきます。

【7】1000万円~で資産運用をスタートさせるケース

1000万円~で資産運用を行う場合には、不動産投資をメインで考えましょう。もちろんリスク分散の観点から、不動産投資の割合は資産総額の70%以下に留めることが理想で、それ以外の運用先にも分散投資を行うようにしてください。

5)資産運用を失敗させないための7つのチェックリスト

【1】CHECK1:資産運用の目的を明確にする

資産運用の目的は何でしょうか。これから大きく資産を増やすためですか。老後に向けて資産を守るためですか。その目的によって、取れるリスクも投資できる金額も変わってきます。

【2】CHECK2:運用期間を明確にする

運用期間はいつまでなのか明確にしておきましょう。資産運用の目的にも絡んできますが、運用のゴールを明確にしておくことで、利益の確定・損切り、そして他の運用機へのスイッチの判断を適切に行うことができます。

【3】CHECK3:まずは小額からスタートを

いきなり、大きな金額を一つの投資先につぎ込むのは止めましょう。少額からスタートして、運用先の動きを把握できるようになってから、徐々に投資金額を増やしていくようにしましょう。

【4】CHECK4:事前に手数料を徹底的にチェックする

手数料については、徹底的にチェックして下さい。資産運用で出た利益も手数料を相殺すると無くなってしまうことも多々あります。特に投資信託、ETF、RIETなどは保持するだけで手数料が掛かるものもあります。不動産投資の固定資産税や、維持管理費用も手数料の一種だと考えましょう。手数料も含めた損益計算が必要です。

【5】CHECK5:NISA口座の活用を

NISA口座は、国が推し進めたいと考えている「貯蓄から投資へ」の流れを支援するための制度です。譲渡金と配当金・分配金が全額非課税になるというメリットがあります。1人当り上限120万円までという制限はありますが、条件が合う場合には積極的に利用しましょう。

【6】CHECK6:資産運用の3原則

・分散投資

分散投資は資産運用の基本中の基本です。「卵は一つのカゴに盛るな」という言葉は、正にこの分散投資のことを表しています。資産運用では、一度に全ての資産を失うことを防ぐため、できるだけ多くの運用先で運用するようにします。そしてその運用先はできるだけ異なる動きをするところを選ぶべきです。

・長期投資

資産運用では、短期的な値動きに一喜一憂すべきではありません。市場は常に上下します。予め計画した運用期間を見据えた長期的視点で、最終的な利益獲得を目指して下さい。短期的視点では、適切な利益確定や損切りを判断することはできません。

・複利投資

複利投資は、投資で得られた利子もそのまま次の投資に回していくことです。この複利投資と長期投資を組合わせることで、最大限の運用利益を得ることができます。100万円を年利5%で10年間運用すると162万円になります。複利投資の効果で、何もしなくても1.6倍以上に増えるわけです。資産運用の利益は直ぐに使うのでは無く、できるだけ次の投資に回し複利投資の効果を享受しましょう。

【7】CHECK7:リスクの4つの分散方法

・地域分散

資産運用の投資先は世界の各地域にあります。そして世界各地域の経済情勢は、それぞれ影響し合いながらも別々の動きをします。そのため投資先の地域を分散することで、一地域の動きに左右されないリスクを分散した投資を行うことができます。

・商品分散

資産運用の投資先には様々な商品があり、それぞれ別の値動きをします。投資に絶対はありません。急な値下がりリスクや、収益の低下リスクによるダメージを軽減するためにも、より多くの資産運用先に投資するようにしましょう。

・通貨分散

特に外貨預金を行う場合、投資先の通貨は分散させるようにしましょう。為替はある意味シーソーの様なもので、ある国の通貨が上がれば、もう一方の通貨が下がったと言うことです。一方の為替の動きにひきずられないよう、複数の通貨に投資をするようにしましょう。

・時間分散

資産運用の投資は一度にまとめて行うべきではありません。仮に100万円の投資を行う場合でも、10万円を毎月10回に分けて行うことで、値動きに対する時間的なリスク回避を行うことができます。

まとめ

1)資産運用の本来の目的を明確にして、運用先・運用期間・運用金額を決定しよう

2)資産運用は将来のリスクに対応するためにも必要なこと

3)資産運用先は低リスク・簡便なものから高リスク・高収益なものまで様々ある

4)シチュエーションによって最適な投資先ポートフォリオを作ろう

5)資産運用はゴールを決めて小さく始めよう

6)資産運用は3つの原則を守り、4つのリスク分散を行うことで成功へ

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北田豊

北田豊

ファイナンシャルプランナー・AFP・資産形成コンサルタント
外資系金融機関にて7年間勤務。連続年間表彰、上位1%の成績を収めた後、株式会社Bright Reachに副社長として参画、入社後半年以内で、代理店ランキング全国No.1に育て上げる。不動産・保険を活用した、節税・節約・資産形成コンサルタントとして活動。MDRT基準COTホルダー




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