時短投資術!目利きが伝える少額投資を成功させる5ヶ条




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青柳 雄太郎

青柳 雄太郎

ファンドマネージャー・AFP・宅地建物取引士
慶應義塾大学理工学部卒業後、大手グローバルコンサルティングファームで業務・ITコンサルティングに従事。 その後、不動産ファンドにてファンドマネージャー・社長室、外資系生命保険会社で経営企画部門を歴任。 2012年9月に株式会社BrightReachを設立し、代表取締役として現在に至る。
Bitcoinを持っている男性

投資は小額からでも可能なことを知っていますか。投資の種類によっては月々数百円・数千円からでも、手持ち資金を運用することが可能です。どんな金融商品が少額からの投資にも向いているのかを見ながら、投資を成功させる秘訣を見ていきます。

【時短投資術】目利きが伝える少額投資を成功させる5ヶ条

1)初めての投資!投資とは何?

初めての投資を始めようと思った時に知っておきたい、投資の基本事実は以下です。

【1】投資の定義とそもそもの目的とは?

個人で行う投資とは、利益を得るために将来性が見込める金融商品を購入し、それを売買することによって利益や配当を得たりすることです。

【2】投資の目的を明確にしよう

投資を行う上で大切なことは、何のために投資するのかをはっきりさせることです。投資の目的は人それぞれですが、例えば子供の学費のための資金を年金用の投資商品の購入に使ったりすると、例え利益が出ても必要な時に学費として使えないなどの問題が出てきます。目的を明確にしたうえで、それに沿った金融商品を購入し投資を行います。

【3】どれくらいの人が投資をしているものなの?

給与所得がある一般世帯の約14%が投資を行っているという統計があります。世帯収入が多いほど投資を行っている率が高いという結果も出ています。

【4】貯金額がどれくらいあれば投資を始めるのが良い?

基本的に投資は余裕資金で行うものです。余裕資金の考え方は人によってさまざまですが、一般的には3か月分の生活費以外の貯金があれば、それを資金にして投資を始めるのがいいでしょう。

【5】ぶっちゃけ貯金の何%を投資に回すのがセオリー?

一般的に貯金の10%~15%を投資に回す世帯が多いです。投資に回せる割合は貯金が多いほど高くなっており、貯金が3,000万円以上の世帯では20%~25%程度を投資に使っているという結果も出ています。

【6】投資からの収益は大きく分けて2つ?

投資から得られる代表的な収益が、次の2つです。

(1)インカムゲイン

投資した金融資産自体が生み出す収益を、インカムゲインと言います。株式投資なら配当金や株主優待、アパート投資なら賃貸収入などがそれにあたります。通常インカムゲインは定期的に繰り返し得ることができます。

(2)キャピタルゲイン

投資した金融商品自体の価格の変動を利用し、売買を行うことによって得る利益がキャピタルゲインと呼ばれるものです。例えば80万円で購入した株が100万円まで値上がりした時点で売ると、キャピタルゲインは20万円になります(手数料などは考慮していません)。

【7】投資にも種類がある?代表的な10種類の投資と特徴の違い

投資と一言で言っても様々な種類があります。代表的な例とその特徴を見ていきましょう。

(1)株式

国内株式・国外株式があります。企業が資金集めのために発行する有価証券を、その値動きで生じる利益を狙って売買したり、企業自体を支援するために購入する投資方法です。株価や取引単位も多種多様なため、少額で購入できる株から高額のものまで色々あります。

(2)債券

国や企業などが元本の返済や利子の支払いを前提として、期限付きで発行する証書が債券です。国が発行する国債、外国が発行する外国債、企業が発行する社債などの種類があります。日本国債は国が元本を保証するため、リスクの少ない投資商品として人気があります。

(3)FX

外国為替取引と言われるもので、円でドルを買ったり、ユーロで円を買ったりなど、様々な通貨の組み合わせで売買を行い、通貨の価格変動によって生まれる利益を狙う投資方法です。

(4)投資信託

ファンドマネージャーと呼ばれるプロが、個人に代わって株式や債券など様々な金融商品に投資してくれるのが投資信託です。投資信託はそれを構成する商品やリスク度によってポトフォーリオという商品概要があり、個人はそれを比較検討して投資信託を購入します。購入・維持・売却などによって数種類の手数料が発生します。

(5)預貯金

銀行や郵便局にお金を預け、利子を得ることです。さまざまな投資方法の中でも一番安全性が高いと言われています。円でも外貨でも可能で、普通預金や定期預金などさまざまな種類があります。普通預金には最低預入金額などの制限はありません。

(6)不動産

賃貸物件や駐車場などを購入して、家賃収入を得る投資方法です。土地や物件を直接購入するには多額の資金が必要ですが、REITと呼ばれる不動産投資信託を利用すると、数千円単位からでも不動産投資を行うことが可能です。

(7)金・プラチナ

金やプラチナなどの通貨に代わる不変価値があるとされる金融商品を、積み立てて購入したりする投資方法です。実物をアクセサリーなどとして購入後手元に保管することもできる人気の投資商品です。

(8)先物商品

現時点で特定の商品の将来の価格を決め、将来その価格で取引する「権利」を売買するものです。日経225ミニなど、購入しやすいように取引単位を小さく設定している先物商品もありますが、基本的には数万円単位からの購入商品が多くなります。

(9)貯蓄型保険商品

学資保険や個人型年金など、特定の目的のために積立購入する保険機能付きの金融商品です。税金面で優遇されていることが多いのも特徴です。月々数千円の積み立てが可能な他、商品によっては積立金額を途中変更することが可能な商品もあります。

(10)仮想通貨

近年人気が高まっているのが、ビットコインなど仮想通貨への投資です。比較的新しい金融商品で、値動きによる大きなリターンが狙えることなどが人気となっています。数十円単位で購入できる仮想通貨も多くあり、売買手数料も格安に設定されている場合が多くなっています。

パソコンを使っている女性

2)少額投資が実際に可能な投資の5つのタイプ

実際に小額から購入できる投資は、次のようなタイプになります。

【1】タイプ1;積立投資 

難易度:☆☆☆☆★

投資信託・株・FX・貯蓄型保険商品など様々な金融商品を、月々決まった金額で購入できる投資方法です。自分で積立金額を設定できるので、無理なく少額からでも投資を始めることができます。積立投資のほとんどは積立期間が決まっています。

また、中には積立金額を自由に変更できる貯蓄型保険商品などもありますが、一般的には一定金額を決まった期間積み立てる形になり、途中解約をするとペナルティを取られたりする場合もあるので、無理のない積立金額を設定することが大切です。FX積立は数十円単位から、投資信託や株の積み立ても数千円単位から可能な場合が多く人気となっています。

【2】タイプ2;ミニ単位の金融商品

難易度:☆☆☆★★

株や先物などでは、通常の取引単位以下のミニ単位で取引できる商品もあります。ミニ株や日系225ミニなどがその代表的な例です。正規の取引単位だと高額になる商品も10分の1価格から購入できるなど、優良な金融商品に小額で投資することができます。ミニ単位の商品の場合、手数料の割合が実際の投資金額に比べ高いことが多いので注意が必要です。

【3】タイプ3;割安株

難易度:☆★★★★

数十円、数百円単位で売られている、将来性が見込める割安株を探して購入し、長期保有して値上がりを待つ投資方法があります。見込み通りに値上がりすると小額の投資が大きな利益となりますが、その反面で株式発行元の企業が廃業した場合などは無利益となるリスクがあります。

【4】タイプ4;預貯金

難易度:☆☆☆☆★

預け入れの金額によって利率が異なりますが、最低預入金額が決まっていないタイプの預金も多く、数円単位の超少額からでも預け入れが可能となっています。普通の貯蓄型預金は出し入れも自由ですが、定期預金など金利が優遇されている分、預け入れ期間が決まっているタイプもあるので注意が必要です。

【5】タイプ5;仮想通貨

難易度:☆☆★★★

最近人気が出ているビットコインなどの仮想通貨は、取引単位が1以下でも可能で、通貨によっては数十円から購入することができます。売買手数料も格安なことが多いですが、投資家を守るための法的規制もまだ十分ではないため、他の投資に比べて大きめとなっています。投資の際には注意が必要です。

3)金額によってもオススメは違う?金額から考える投資先の候補

100万円以下の投資金額を想定した場合に、以下の金額範囲内で購入可能な投資商品を見てみましょう。

【1】1万円以内

FX、ミニ株、外貨預金などへの投資が可能です。1万円以内の投資の場合大きなリターンは望めませんが、金額が小さいからと言って適当に投資せず、目標を銀行の預金金利よりも多く利益が出るように設定すると心理的にも効果があります。手数料もきちんと考慮していろいろな商品を比べると良い投資の勉強にもなります。

【2】1万円~10万円

1万円から10万円の金額だと、FXやETF、投資信託、国債や社債などの債券へ投資可能です。安全に長期で運用したいなら債権がお勧めです。リスクレベルを少し上げてリターンを増やしたいなら、一部をFXで運用して残りでETFを購入するのもお勧めです。ETFは株と投資信託の中間程度のリスクレベルになります。

【4】10万円~30万円

10万円以上の投資する場合には、2~3種類の金融商品に分散して投資することをお勧めします。どれくらいリスクを取るかにもよりますが、比較的リスクが高いFXや株をメインにして残りはリスクが低めの債券や貯蓄型保険商品にするなどです。資金の一部で仮想通貨投資にチャレンジしてみるのもお勧めですが、その場合は最大でも資金全体の10%以下に抑えるのが理想的です。

【5】30万円~100万円

投資先を分散することをお勧めしますが、優良な単元株を購入することも可能です。単元株とは正規の取引単位で売買される株のことです。国内株にも外国株にも20万円以上から買える有望な株が多種類あります。資金の分散が可能であれば、残りの資金は債券や投資信託などに使うのがお勧めです。

ステップアップのイメージ

4)シミュレーション!ぶっちゃけ少額投資でどれくらい増える?

【1】ケース1:ミニ株へ5万円の投資:利率3%で2年運用した場合

1年目には1,500円、2年目には3.045円の利益が出ます。

【2】ケース2:投資信託へ50万円の投資:複利年5%で10年運用した場合

複利とは元本と利益を合わせて運用に回していく方法です。複利で運用できる場合は単利よりも増やしやすく、この例の場合も10年後の資産は約 81万円になります。

投資の利益には基本的には雑所得や所得税などの税金がかかりますが、控除や税制優遇の対象となる場合もあります。少額投資用NISAの口座を使って取引した場合の利益や、個人型年金保険商品などが代表的な例です。それぞれ適用年数や条件が違うので、購入の際に確認しましょう。

5)少額投資の基本!失敗しないために知っておきたいNG行動

少ない金額を投資するからこそ、気を付けておきたいのが次の5つです。

【1】適当に投資先を選ばない

少額からの投資は気軽に始められますが、適当に投資先を選ぶことはやめましょう。少額投資は様々な投資先を研究できるよい機会です。

【2】手数料を考えないで購入する

金融商品は売買に手数料がかかるものがほとんどです。少額投資の場合、投資金額に対する手数料の割合が大きくなります。せっかく利益が出たのに、手数料や税金が引かれた後の金額が元資金と変わらないなどといった事がないよう、購入前に確認することが大切です。

【3】レバレッジは使わない

小額投資のリターンはそれほど大きくは望めません。大きなリターンを狙って元資金以上の取引ができるレバレッジを使うと、損をした時の損失額も元手以上に大きくなります。

【4】必要なお金を投資に使ってしまう

金額の大小にかかわらず投資は余剰資金で行うものです。少額の投資の場合、例えば食費やなど必要な費用から投資費用を出したくなるかもしれません。ですが投資には必ずリスクも付きまといます。なくなると困るお金は投資に使わないようにしましょう。

【5】投資の目標を決めていない

何のために投資するのか目標を決め、得た利益を何に使うか考えましょう。例えば増えた資金で別な投資方法で運用したり、10年間運用して夏のボーナス分の利益を得るなどと目標を定めた方が、投資の成果は出やすくなります。

ノートパソコンを使っている男性

6)少額投資を実際にスタートさせよう!投資を始めるSTEP

【1】STEP1:投資資金を貯める

投資は余剰資金で行うものです。余剰資金がない人は、まず貯金することから始めましょう。家計を見直して目標金額を設定し、投資資金を貯めます。

【2】STEP2:投資期間と目標を決める

何のために投資するのか、そしてどの位の期間運用するのかを決めましょう。それによって投資先も変わってきます。例えば5年後の留学資金を貯めることを目標にしたのに10年間定期預金に投資してしまうと、必要な時に資金が使えないので気を付けましょう。

【3】STEP3:投資先を選ぶ

STEP1・2と並行して投資先を考えましょう。金額によって購入可能な金融商品も変わってきます。投資先を選ぶ際には、リスクの許容範囲を決めることも大切です。余剰資金だからといってハイリスク商品に投資する必要はありませんが、一般的にローリスクの商品はローリターンとなります。

【4】STEP4:手数料・税金を調べる

投資先を選んだあとは実際に商品を決めて購入します。似たような商品でも、例えば投資信託なら証券会社によって手数料がさまざまです。実際の商品を決める際には手数料をきちんと調べて購入しましょう。購入時・売却時以外にも手数料がかかる場合もあります。

7)少額投資を成功させるために知っておきたい投資成功者から学ぶ事とは?

大切な資金を投資するのですから、是非とも成功したいものです。成功者は次のような点を心がけています。

【1】自分の性格に合った投資商品を選ぶ事

少額投資は気軽に始められるのが利点で、初めての投資商品にチャレンジするいい機会でもあります。ですが投資商品が自分に合っているかどうかは大切です。例えば常に市場動向を見るのが面倒で、投資した後はなるべく手間をかけたくないと考えている人には、FXは向いてません。投資は金融商品購入後フォローアップも大切ですから、自分向きの商品を選びましょう。

【2】必ず目標を設定する事

何%の利益を得たいか、利益を何に使いたいかなど、目標がある投資の方が成功の率は高まります。

【3】判断力と決断力を養う事

投資先を選ぶのも、価格の上下による売り時や買い時を見計らうのも、プロや経験者に教えを乞うのは大切ですが、最終的な判断は自ら行う必要があります。これは損失が出ているときにも言えることです。日ごろからニュースや経済動向に気を配り、正しい判断ができるような知識を身に着けておきましょう。

【4】購入した後のフォローアップ

FXなど短期で投資を行うスタイルもありますが、投資信託などは基本的に長期で考えます。短期で投資を行う場合には常に相場やニュースにも気を配りますが、長期で投資した場合、購入してそのまま放置してしまう人が多くなります。運用成績や経済動向に気を配り、投資した商品のパフォーマンスを定期的に確認しましょう。大切な自己資金がどう働いているのかに常に気を配るのが、投資成功の秘訣です。

まとめ

【1】少ない金額からでも投資は可能です

【2】FXやミニ単位の商品など、様々な金融商品を比較しましょう

【3】少額投資は投資の勉強をする良い機会です

【4】少額投資の場合、商品価格に対して手数料の割合が高くなるので注意しましょう

【5】少額投資でもリスクを取りすぎず、自分のリスク許容度を考えて商品を選びましょう

【6】投資目標は必ず設定しましょう

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青柳 雄太郎

ファンドマネージャー・AFP・宅地建物取引士
慶應義塾大学理工学部卒業後、大手グローバルコンサルティングファームで業務・ITコンサルティングに従事。 その後、不動産ファンドにてファンドマネージャー・社長室、外資系生命保険会社で経営企画部門を歴任。 2012年9月に株式会社BrightReachを設立し、代表取締役として現在に至る。




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